Concept Talk_02

例えば、ソーラン節は北海道の漁師たちが作業にあたって歌った仕事歌です。その歌を今日、私たちは自由に歌えますし、魚を取らない私たちがそれを歌ってもそれに異を唱える人もいないでしょう。
しかし、魚を取ったことがないのに 「私たちはソーラン節を歌っているから漁師である」と、主張する人がいたら、その論理に賛同する人はおそらくいません。

ゴスペルも同様で、「We worship You(私たちはあなた礼拝します)」、「We sing a song in the sanctuary(私たちは祭壇で歌う)」と歌うのはいつも自由で楽しいことですが、「実際には歌詞の通りしていない人々」がゴスペルグループ/ゴスペル指導者を名乗れば、ゴスペルを知っている人々からその言葉の使用法に賛同してもらうのは難しいかもしれません。

歌うかどうかではなく、名乗るかどうか、について国際的な標準や文化的な良識を考えるのが、Power Chorus であり、これは、ゴスペルを実際に伝える人々への敬意をもちながら歌い続けるための言葉です。