一般社団法人
パワーコーラス協会
略称:PWCA (Power Chorus Association)
東京都港区赤坂6丁目6番2号(〒107-0052)
(2017年9月21日設立)
連絡先: info@powerchorus.jp
Twitter:Power_Chorus
our mission

日本中の人々が、望めばいつでも参加できるコーラス/合唱の文化を作り出す。
地声や感情表現の声などを含め、人が日々会話する声で歌えて、誰もが参加しやすく、かつ、アートとしても高みのある合唱の形を普及させる。
日本の合唱文化に重要な一部として自由な感情表現やビート感のある演奏を取り戻すため、それを実現する合唱団の育成や指導、演奏の機会を提供する。
そのためにゴスペルミュージックの文化から多くを継承しつつも、厳密に宗教活動である「ゴスペル」と言う単語が音楽スタイルを指すと言う誤解の払拭に努める。

アメリカの奴隷制時代が産んだ黒人霊歌やゴスペルミュージックなどの合唱文化にならい、これからの激動の世界の中で、あるいは個人の過酷な人生の中でも、地域のコミュニティーの中などで歌い続けることで生きる力をつなぐことができる環境を作り出す。

そのために、Power Chorus のアートとしての充実という深度と、生活音楽としての広がりとを求め、日本で一つの音楽ジャンルとして確立、認知される状態を目指す。

背景

日本でゴスペルブームと言われて20年が経とうとしており、クラシック的な合唱よりも民俗発祥の生活音楽であるゴスペル音楽のブームは、歌うことに縁のなかった多くの人々を合唱へと導き入れてきました。一方で、ゴスペルミュージックはキリスト教活動であるという国際標準から目を背けて来たことで、宗教者であるトップアーティストとゴスペルを名乗るアマチュアグループや非宗教指導者の間(あるいはアーティストとリスナーの間)に深い交流が成立しづらく、技術的な発展もリスナー層の広がりにも限界がありました。
一方でゴスペルブームは、日本の合唱教育で失われた感情やパワーの乗った合唱への憧れを、私たち日本人の間に大いに掻き立てました。 そうして、やや変わった形ながら日本で一定の成長を見せたこの「感情的なパワーのある合唱」のアートとしての継続した発展のために、また、リスナーやアマチュア奏者などの広がりのために、より自由に日本の人々が楽しむことができ、宗教者でない指導者や演奏者がそのジャンルを自信を持って名乗れるコンセプトが必要とされていると考えます。
ゴスペル文化に対する不敬を避ける為、非宗教となる新しいコンセプトは、キリスト教の持ち物であるゴスペルという単語を含むことはできません。

理念

・多様な文化を平等に受け入れるという、ともすればいい加減さにさえ見える日本人の精神性を、平和を求める国民性が生んだ文化と捉え、「すべての人々と共に歌える歌」の理想を目指します。そのため、特定の宗教に人を導くという意図を持ちません。

・すべての音楽文化に対して誠意と敬意をもって接し、瑕疵のない発信に努めます。例えば、ゴスペルミュージックを正しく伝え、キリスト教活動と切り離しても追求できるものであるという誤解を流布しません。

具体的な活動

・Power Chorus の優れたアーティストや指導者を発掘し、音楽を必要としている現場(教育、被災地支援、地域支援など)へ紹介、派遣します。
・自治体や行政などへ Power Chorus のコンセプトを提案し、新たなニーズの開拓に努めます。
・Power Chorus のコンセプトを用いるグループ同士の交流の場づくりを進めます。
・使用していただきやすい教材や指導のためのアイディアなどを収集し発信します。
・その他、一般の方々の参加しやすさを作る「裾野の拡張」と、アートとしての成熟という「頂上の確立」との、立体的な成長で、この音楽の市場としての発展を目指します。また、そのために皆様の力を結集しやすい環境づくりを進めます。

役員

「Power Chorus/パワーコーラス」

代表理事 木島タロー
(合唱指導者)

国立音楽大学合唱講師、在日アメリカ海軍契約ゴスペルミュージシャン。フジテレビ「オールスター合唱バトル」監修(総編曲/指導)。国立音楽大学を卒業後、米ゴスペルシーンのヒットメーカー(MD Stokes)から3年間ゴスペルの手ほどきをうけ、20年以上にわたり在日米軍基地のいわゆる黒人教会での演奏、指揮を続ける。テレビコマーシャルやExileなどを含むメジャーの現場でコーラス指揮やアレンジとして活動の他、プロチーム、Dreamers Union Choir を率いての実績は、TBS番組主題歌(バナナマンのせっかくグルメ、ベスコングルメ、等)担当や全国ハモネプリーグ3位(2019)などを含め豊富。全国各地で数十回にわたる100名規模のワークショップを行うい、レギュラーでも多くのクラスを指導する。
アメリカ最大規模の国際コンテスト「The John Lennon Songwriting Contest」のゴスペル/インスピレーショナル のカテゴリーで、FINALISTを受賞 (2016 Session II)。
自由の森学園中学/高校卒業、国立音楽大学教育科(リトミック専修)卒業。 東京経済大学ゲスト講師。国連英検A級

もっと見る

木島タローよりご挨拶

米軍基地内のいわゆる黒人教会で、僕は20年にわたってゴスペルの演奏を続けてきました。
そこでは、人々が週に一度の「Worship」、つまり「礼拝」に集まり、「We worship You!! / われわれは礼拝します!!」と高らかに歌います。力強いコーラスが運ぶその言葉の力に心震わされて、僕はその場所に座り続けて来ました。日本の僕らが憧れたあのゴスペルのパワーは、「思っていることを歌う」事から生じるパワーに他なりません。そこに魂がやどり、技術が磨かれます。礼拝しないのに「私たちは礼拝します」と高らかに歌う日本のゴスペルがなぜアメリカのゴスペルのようなパワーや魅力を生み出すことがないのかは、明白です。黒人教会ゴスペルの当事者として、「キリスト教が苦手なら内心で歌詞のキリストを他の神仏に置き換える」というノンクリスチャン指導者や、宗教色を隠して「愛や希望の歌である」などのソフト路線を狙うクリスチャン指導者がいるのをみるにつけ、魂をだましながら歌う音楽でアートが育つわけはないと感じ続けてきました。しかしそのことは、日本のゴスペルビジネスにとって「不都合な真実」であり続けてきました。

思い出話になりますが、僕は、ちょっと変わった山の中の中学/高校で思春期を過ごしました。制服もテストも校歌も校則もなく、宗教や政治思想を教えるでもなく、ただただ生徒が自ら自分のあり方を選ぶ徹底した自由主義の学校です。それでは大混乱におちりかねないティーンエイジャーの集団も、「ともに歌さえ歌えればバラバラにならずに暮らせるはずだ」と、当時存命だった学校の創始者は考えていました。週に必ず二度ある合唱の授業の素材として多く、黒人霊歌がとりあげられていたものです。

僕は今、その先見につくづく感心しています。一人一人がひたすら力いっぱいに叫びあげるそのコーラスは決して上手ではないかもしれませんが、それこそ紛れもなく、まったく違った個性たちを一つにつなげているものでした。それはもしかしたら、日本人が祭りなどの神事に触れる機会がなくなる中で失ったものなのかもしれません。

音大を出た後、最もあの感動に近いものを僕に与えてくれたのがゴスペルミュージックでした。気づけば僕は、ゴスペルの持つ、「それがあればもう1日生きられる」とさえ人に感じさせる合唱のパワーを追い求めることに人生をかけていました。

ゴスペルの持つパワーが僕のあの日の初恋の合唱に届くための、その最後の壁が、「全ての宗教や宗教を持たない人とも共に歌える歌」となることです。

その私たちの活動は、決してゴスペルと呼ばれてはならないものです。なぜなら、ゴスペルという言葉は日本語では「福音」と訳され、一義的には新約聖書の最初の4セクションのことを指します。
「ゴスペル」は、聖書やキリストのメッセージを伝えようとする意図や活動そのものを意味し、キリスト教活動をする人々が大切に育て、その言葉の意味を守り続けているものだからです。

「音楽のイベントやグループをやりたかっただけなのに、ゴスペルイベントと名乗って続けてきたらだんだん牧師さんなどの宗教家の方が入ってきて宗教色になってしまった」、そのような困惑をいくつも聞いてきました。そのような問題はすべて、宗教文化への不理解と不敬に端を発します。
そもそもゴスペルという言葉が現在進行形のキリスト教活動そのものであることへの敬意を忘れた日本という国の悲しい混乱であり、それが20年もの間、日本のゴスペルを停滞させてきました。

この「命のコーラス」という音楽活動を、宗教活動とは明確に分けることに成功しなければ、神事としてのゴスペルも、そうではないスタイルの地声合唱も、その双方が、技術としても市場としても衰退か、良くても停滞をつづけるでしょう。

このコーラスのパワーにかけた孤独な活動の末に今、多くの方のご賛同を得られたことは、誠に感無量です。

50年後のこの国に、この国だからこそ求めることのできた「すべての人と歌える命のコーラス」の豊かな文化が息づいていることをこころより願って、ご挨拶とさせていただきます。


Hiiro Photo

常務理事/事務局長 Hiiro(ひいろ)
(シンガー/事業家)

ボーカリスト兼事業家。東京スクールオブミュージック専門学校(東京コミュニケーションアート専門学校)プロミュージシャン科ボーカル専攻。在学中よりCMソングレコーディングやイベントでのボーカルとして活動開始。自身の成人式を企画運営したことをきっかけに、卒業後は内閣府主催キャンペーンソングのボーカル、商工会や青年会議所、小中学校の各地域の歌講師なども担当。Dreamers Union Choir のボーカルとして活動する現在は、イベントでの渉外やテレビ番組制作での音楽スタッフの采配を行なっている。 2004年より港区赤坂にて家業である家具屋の経営に参加。現在は20年の管理業務担当経験を活かし、社会的意義のある小規模法人を対象に円滑な経営のためのアドバイス事業を行っている。

もっと見る

私は、歌うのがデフォルトな家庭で育ちました。

我が家は、夕食後にオルガンに座り、ギターを出して、流行ってる曲をひいたり歌ったりする、そんな家族でした。(そういえば、今はコードも歌詞もすぐ検索できるので、それについて話し合う必要がなく、すぐに歌えて便利ですね!)

学校からの帰り道には、友達とビバリーヒルズコップのテーマを鼻歌で誰が一番うまく歌えるかとか、カラスと同じ声を出してみようとか、そんなことばかりしていました。数え歌や童謡、テレビから聞こえる曲、ゲーム音楽、友達が弾くクラッシック、海や山から聞こえる音など、声で再現できるものには何にでもトライする野生児でした!

大きくなると周りの友人はとても静かでお利巧で、突然歌ったりするものではないと気が付きますが、それでも生活から歌は切り離せず、校内合唱コンの実行委員をしたり、演劇部で歌う役をもらったり、積極的に歌うことに関わっていました。

高校でもほぼ毎日通ったカラオケでは飽き足らず、学校に軽音部なんてないのに勝手にバンド活動を始めてしまいます。 そうしてTSM(東京スクールオブミュージック専門学校)に入学するのですが、ここで初めてゴスペルに出逢います。

必須科目以外で、いくつか選択できる授業の中にゴスペルがあり、そこで1年間力強いコーラスを学び、仕上げに海外研修先のニューヨークへ飛びました!

何日かかけて現地のミュージシャンとハーレムの教会を回り、最終日にアポロシアターでライブを行う、特別に素敵な研修でしたが、このアポロシアターのライブ時にふっと違和感を感じてしまうのです。

トイレの鏡前で「あなた達日本人でしょ?ゴスペルなんて歌えるの?」と話しかけてきたおばちゃんが、ステージの下で「最高だわ!ジーザス!」と言っている。 「最高だわ!日本人!」ではない。

ゴスペルを歌うのは心から楽しいけど、泣きながら聞いているお客様が何を見ているのか、わからない。

これが本場で歌って感じたことでした。

音程とテクニックを一生懸命作り込んで行った公演で、各曲の歴史については不勉強。わからないはずです。

その後、ゴスペルクラスを辞めて商業音楽のレコーディングをするクラスに籠ります。

歌を仕事にするにあたり、歌ならなんでもかんでも好き!という気持ちを少し整理したと思います。

私がやりたい事は、子供のころから習慣にしていた家族や友達とのちょっとした歌で、歌うだけで元気になる、聞いてるだけで歌詞のパワーが伝染するコーラス。

そこから18年、依頼があればゴスペルも歌うけれど、違和感はふわっと浮かして見ないふりで過ごしてきました。

私がパワーコーラスに出逢ったのは2018年の秋でした。

親族が余命宣告され、最後に私らしい事を何かしなくては!と思ったときに歌が持つ力を思い出し、コーラスのコンサートに呼んであげたら、最後まで元気に生きられないかなと考えます。

その頃、タイミングよく来た友人からのパワーコーラス団体への誘いに二つ返事で、やる!と答えます。

そこで歌うパワーコーラスは、私がやりたい事と合致するジャンルでした。

加入して5年。

親族は天国へいきましたが、私はまだ誰かを元気にするパワーコーラスに携わっていきたいと思っています。

歌業界にとって厳しい5年間でしたが、2023年コロナ禍を乗り越えた先で待っていてくれたパワーコーラスファンの皆様、長かったコロナ禍で思考錯誤しながらも、共に歌と向き合ったDUCの仲間にも感謝しています。

最近では、TVでパワーコーラスが見られるようにもなりました。

代表の木島が積み上げてきた努力が、少しずつ世に広まってきているような気もします。

TVもいいですが、ファンの皆様に会えたり、一緒に歌えたりするイベントも復活しなくてはいけませんね!

私もLIVEで皆様にお会いできる日を楽しみにしています。

また別の話ですが、私の二足目の草鞋、家業における経営サポートは20年目になります。

小規模な会社ですが、管理業務全般を担当しています。

パワーコーラスというジャンルに対してパフォーマーと協会運営の2つの角度から、お手伝いできることがあるならば挑戦してみようと考え、今回の理事へのオファーをお受けしました。

長くなりましたが、自分の実体験も踏まえて、これからの先の時代にパワーコーラスの良さを伝えて残していけるよう、頑張ります。

特に都内の静かでお利巧な子供達に、野生の人間は歌いたいときに歌うんだよ!と教えてあげたいと思います。


「Power Chorus/パワーコーラス」

常務理事/事務局長 大庭泰三
(コミュニティデザイナー)

1956年、東京の教会幼稚園の家庭に生まれる。1980年よりクラシック・童謡・ジャズなどのマネージメントを行っていたが、1989年より演奏家を育成するための団体「ヴェルディ芸術文化振興会」を設立し、延べ3000人以上のプロになるための育成に関わる。1998年頃より社会のパラダイムチェンジを感じ、異世代間のダイレクトコミュニケーション機会を提供する必要性を感じ、コンサートやセミナー、交流会を行う。2003年より「長野国際ゴスペルフェスティバル」を10年主宰。

もっと見る

大庭泰三よりご挨拶

私はこれまでにクラシック・童謡・合唱音楽等を中心とした製作とマネージメントを行ってまいりました。
バブルの崩壊とともに、社会に閉塞感が漂い、格差社会の始まりを感じました。ネガティブシャワーを毎日浴びるような社会で、「音楽」は大きな役割を果たすことを信じ、「生き抜く力が湧いてくる日本発信の音楽」を模索しておりました。そして実現するためには、ジャンルと共に色々な世代の人たちが参加可能な音楽空間をより多く作る必要があると考えておりました。
そのようなときにゴスペル音楽と出会い、思わずリズムを取り、心が開放される自分に、癒されるクラシックや童謡とともに、「生きる力を感じる音楽」として社会に受け入れられることを実感いたしました。童謡というと若者は引きますし、ハードロックといえば、おじいちゃん、おばあちゃんはなかなか参加してくれません。ところがゴスペルは小さなお子様からお年寄りまでどの世代でも参加が可能であり、制約も少なく楽しんでいただけます。そんな思いで長野において10年間「長野国際ゴスペルフェスティバル」を開催させていただき、上田市のクワイアー発足にも尽力させていただきました。

私はキリスト教会の息子として育ち、小学生の時、ビリー・グラハム氏の膝に乗り説教を頂いた体験もありますが、洗礼は受けておりませんでした。音楽祭を始めて3年目くらいから私の心に少しずつ違和感が出始めました。というのも教会で育った私ではありますが、音楽のジャンルとしてゴスペルをやっていけばいいと当初は思っていました。しかし牧師の方やクリスチャンの方と親交を深めるたびに、ゴスペルは何処までいっても宗教活動であるという結論に達したからです。
私はよくゴスペル音楽を料理に例えて説明をしていました。日本人は自分たちに合った方法で海外のものをアレンジしています。イタリア料理、フランス料理、中華料理も本場のものとは違い、日本人に合うようにアレンジされていますよね、ゴスペルも本来はキリスト教から始まりましたが、音楽の一ジャンルとして宗教に関係なく歌えばよいと話しておりました。今考えるとキリスト教関係者の皆様にとても失礼な話で、とても申し訳なく思っております。

そして疑問を持ちながらも何か良い方法はないものかと思案しておりました。ある日クリスチャンである木島タローさんとの出会いがありました。そこでPower Chorusという言葉を初めて伺い、まさに自分の求めていた言葉が見つかり、自分のやりたい音楽活動と一致しました。タローさんと話し合いを重ねる度にどの様にこの思いを社会にお伝えすれば良いかと考えておりました。そして長年お世話になっております日本のゴスペルの仕掛け人、那須さんに思いをぶつけましたところ共感を頂きました。

社会はいよいよ本物志向に向かい、海外の方に説明のつかないこの活動は、メジャーなアーティストの出現を阻害し、ジャンルとしての市民権を得る事を難しくしていると考えておりますが、皆様はどの様にお考えでしょうか?
当初は自分だけでこの活動を小さく行おうと思いましたが、同意してくださる方も多く、みんなでこのジャンルを盛り上げることで市民権とメジャーアーティストへの階段作りを目指すべきだと考えました。

私は演奏家ではありませんが、ぜひ皆さんと協力して活動の場を広げ、日本独自の文化として発信し、音楽の力をもって世界平和に役立てる活動にまで拡げて生きたい思いです。
どうぞご賛同いただけましたら、ご参加いただきまして、皆様とご一緒に作ってまいりましょう。


「Power Chorus/パワーコーラス」

理事 GONZA
(シンガー/指導者)

温かく包容力のある歌声と存在感で歌の魂を届けるソウルシンガー。多くのバンド活動とスタジオワークを経て、亀渕友香&Voices Of Japanのメンバーとなる。現在はパワーコーラス青森、パワーコーラス弘前、パワーコーラス大館103、千葉、横浜など日本各地にてクワイアの指導にあたりながら、ボイストレーナー、ライブ活動と幅広く活躍中。

もっと見る

GONZAよりご挨拶

1997年、忘れもしないクリスマスの日、アルバイト先のBarでゴスペル曲を含むクリスマスソングを歌わせていただくご縁がありました。その際に「歌手」として紹介された私の肩書きが「ゴスペル・シンガー」だったのです。
ステージが終わった後、外国人のお客様に声をかけていただきました。「あなたの声は素晴らしい、神様から与えられた贈り物ね。」と言っていただきました。「ところで、あなたはクリスチャンよね?」の問いに、自分はノンクリスチャンであることを伝えると、「あなたは、ゴスペル・シンガーを名乗ってはいけない」と助言してくださいました。その日を境にクリスチャンでない私が「ゴスペル・シンガー」を名乗ってはいけないことを知りました。そこで、ノンクリスチャンの私は、果たして「ゴスペル」を歌っていいのか?その事に悩み苦しむことになったのです。(「ゴスペル・シンガー」とは教会活動をしている方の事をいう)

ソウルシンガーとしての私の原点は生まれ故郷である秋田にあります。仕事で多忙な両親に代わり祖母と一緒に過ごす時間の多かった私は、祖母の「ご詠歌(ごえいか)*」を聞いて育ちました。2歳前には祖母たちを真似て私も「ご詠歌」を歌い始め、周囲の大人たちから褒められるのが嬉しくて、行く先々で歌っていました。それが今の私の原点であると感じております。

今から数年前、木島タロー氏と出会い、「パワーコーラス」というものの存在を知ることにより、私自身が長い間思い悩んでいたことがストンと自分自身の中におさまったような気がしました。パワーコーラスは「生きるための歌」であり、人々は元気になり、勇気や力を分け与えられます。「ゴスペル」という名称は教会活動をされている皆さまにお返しし、日本人として教会の「ゴスペル」曲を大切に歌わせていただきたい、それ以外の曲も、「生きるためのエネルギーとなる歌」として「パワーコーラス」を広げていきたいと思っております。

*「ご詠歌(ごえいか)」とは、仏教の教えを五・七・五・七・七の和歌と成し、旋律(曲)に乗せて唱えるもので、日本仏教において平安時代より伝わる宗教的伝統芸能の一つ。


「Power Chorus/パワーコーラス」

理事 千葉純平
(シンガーソングライター/指導者)

埼玉県富士見市出身。童謡「にじ」でおなじみの新沢としひこ氏率いるアスク・ミュージック所属のシンガーソングライター。プライベートでは一児の父。「大切な人に届ける唄」をテーマに地元を中心に活動を開始、同時にプロコーラスグループ『ドリーマーズ ユニオンクワイアー』のテナーシンガー、キッズパワーコーラス講師、保育園や福祉施設でのうたのお兄さん、小中学校での講演会等日々活動の幅をひろげている。また毎年隣町志木市で開催される「しきとあさかのアートのまつり しあわせまつり」の主催者として活躍し、地域と人をアートと笑顔でつないでいる。

もっと見る

千葉純平よりご挨拶

パワーコーラスと出会ってちょうど10年になります。学生時代の19歳、音楽の一つもしていなかった僕が Dreamers Union Choir に入ることになりました。

音楽は好きで日常的に聴いていたけれども、こんなに人に寄り添って歌われる歌があるんだな、そして歌ってみてこんなに楽しくて声の力を感じられる音楽があるんだな、と感動したことを覚えています。

それから10年間DUCのメンバーとして小中学校高校大学やライブハウス、老人ホーム、ホテル、イベント会場など様々現場で歌って来て、パワーコーラスというのは自分が心から伝えたいメッセージを立場の強い弱いに関係なく伝えられる音楽で、人に元気を与えられる唄なのだな、と改めて感じています。

ご縁あって指導しているキッズパワーコーラスの子たちにも自分の唄声とメッセージに自信をもって歌ってもらいたいなと思いますし、僕がパワーコーラスを歌って行くにあたって新しく出会う方々の一人ひとりの心にも届くように大切に歌って行きたいと思っています。


「Power Chorus/パワーコーラス」

理事 武田夏子
(声楽家/指導者)

沖縄県出身。尚美学園短期大学声楽専攻卒、明星大学人文学部 心理・教育学科修了。全国ピアノ指導者協会、日本声楽発声学会会員。 ヤマハ、カワイの指導者グレード以外にも、体操、水泳のトレーナーライセンスをもつなど、音楽指導者としてユニーク。グレンツェンピアノコンクール全国大会指導者賞、全国童謡歌唱コンクール東北ブロック最優秀賞、全国アマチュアシャンソンコンクール東北大会宮城県代表準優勝など、受賞歴も多彩。日テレ、NHK仙台など、多数のテレビや舞台への出演歴があり、宮城県栗原市のゆるキャラ「ねじりほんにょ」の声もつとめる。地元イベントや音楽振興への無数の貢献をし、現在は、宮城県で、ミュージック&カルチャースタジオ ハーモニーフォレストを運営しつつ、大崎市ハピブリ♪チアーズを始め、登米市、仙台市、矢本町のパワーコーラスチームを指導。 

もっと見る

武田夏子よりご挨拶

沖縄生まれの私は、洋楽・ゴスペルを耳にすることが多く身近な存在でした。本土に移り住んでからは小学生から高校まで横浜のクリスチャン系の合唱団に所属し、そこで黒人霊歌である「ジェリコの戦い」を歌ったのは今でも明確に覚えています。

その後、音楽高校・音楽大学に声楽科として進学。卒業後はシンガーとしてオペラやミュージカルを歌う中、「ゴスペル」を歌う機会も多くなり指導者としても仕事をさせて頂いています。指導歴23年の中、現在16年自分が主宰しているゴスペルクワイヤーはじめ、宮城県、教育委員会、文科省、社会福祉協議会、大学のワークショップや授業でゴスペルを指導することも多くなりました。

しかし私はノンクリスチャンです。ゴスペルを指導するにあたって知れば知るほど「クリスチャンの方に対して失礼なことはしていないか?」「歌詞を理解し、心を込めて歌っているものの、本当にこれでいいのか?」と疑問を抱くようになり、現在も模索中です。

今回「パワーコーラス」のお話を頂き大変光栄に思います。長年の疑問や悩みを解消するとともに、指導者として「正しく・楽しく」を多くの方に伝えたいと共に、ゴスペルにも通ずる「心の底から体いっぱい自分・愛する誰かのために歌い上げる感動と達成感」を広めていく活動に是非尽力したいと「理事」という大役をお受けいたしました。

宮城県在住の私は、東日本大震災も経験・被災し、現在被災地で様々な「歌」の活動を行っています。そんな中、是非「パワーコーラス」を通じて多くの方に歌う人も聞く人も「生きる力」を感じて頂きたいと思っています。

私は、私が感じた疑問を抱える「指導者」と「歌い手」に「どんな人でも心から楽しめる音楽=パワーコーラス」という新たな音楽文化を「指導者」の観点でメソッドを研究していきます。この日本から世界中に発信する事、とても楽しみでなりません。


「Power Chorus/パワーコーラス」

理事 安村今日子(Kris)
(シンガー/指導者/イベントディレクター)

群馬県出身。子どもから大人まで音楽と共に楽しんで人と共に生きる事をモットーに指導している。
現在は、ジャズ、シャンソン、ファド、昭和歌謡、クラシック等々ジャンルに偏らない演奏活動中。
武蔵野音楽大学卒業。現在、尚美ミュージックカレッジ専門学校で指導中。また地元群馬県にてキッズパワーコーラス「おうら少年少女合唱隊SING!」を主宰。

もっと見る

安村今日子よりご挨拶

私はクリスチャンファミリーで育ち、賛美をする事が日常的にありました。母の弾くリードオルガンに祖母や親戚と楽器や声でハーモニーを合わせて歌う経験から、シンガーを志しました。
音楽は、特に歌は身体から共鳴させて震わせて演奏するものです。宗教の違いは取り払って、音楽の楽しさをたくさんの人と共有したい。技術や経験も時には必要となりますが、そんな事は忘れて、1人の人間として、人と和したい。そんな気持ちが強くなってきた時にパワーコーラスと出会いました。
飾らず「自分らしく」歌うパワーコーラス。
今、子ども達を指導していて、底知れぬ幸せとパワーを感じています。


「Power Chorus/パワーコーラス」

理事 荒井善博(あらいよしひろ)
(シンガーソングライター/ボーカリスト)

中学生の頃より音楽好きな先輩達の影響で歌が好きになり歌い始める。
声だけて音楽を作るアカペラというジャンルに憧れ2004年頃よりアカペラグループを結成。「SOLZIC(ソルジック)」グループを脱退後もソロボーカリストとして活動しつつボーカルトレーナー、アーティストコーラスサポート、コーラスアレンジ、作編曲、音源MIXサポート等を手掛ける。
2022年音楽仲間の紹介で木島タロー氏と出会い、純粋に合唱を楽しむパワーコーラスという言葉とその考え方、コーラス指導への熱い想いやその作品に感銘を受ける。
自身も講師として尚美ミュージックカレッジ専門学校にてボーカルアンサンブル授業を受け持ち学生達と共にコーラスアンサンブルの楽しみ方を日々研究している。

もっと見る

荒井善博よりご挨拶

子供の頃から生活の中で培っている純粋な声の素晴らしさをそのまま歌声へ引き上げる。そしてジャンルレスな合唱を大衆音楽シーンとして実現したい。
そんなコンセプトに「パワーコーラス」という名前を付けて今活動しています。」 居酒屋でビールと焼き鳥を頬張りつつ、木島タロー氏は目を輝かせながら日本の合唱歴史や自身の研究の話しなども交えつつ、その想いを話して聞かせてくださいました。
こんな面白い方と一緒に音楽できたら絶対楽しそうだなぁ♪
パワーコーラスという合唱ジャンルへの私の感想とその出逢いでした。
合唱を楽しめる場所はジャンルも様々に沢山あると思いますが、どんな人でも純粋に声を重ねられる合唱、また木島タロー氏作譜の圧倒的に楽しくてかっこいいアレンジで楽しめるパワーコーラスを合唱の選択肢の一つとしてみなさまに受け入れて頂けるような活動の一端に 私も微力ながら携われたらと思っています。


「Power Chorus/パワーコーラス」

理事 soe (松添 高次)
(パワーコーラス morfas(モルファス)代表)

大学時代に、BoyzⅡMenにあこがれ、アカペラをスタート。
その後、ゴスペルミュージックに出会い、複数のクワイアに参加。
日本特有の非クリスチャン型ゴスペルになじめず、悩んでいたところにパワーコーラスと出会い、自ら、パワーコーラスmorfasを結成。以来、関西エリアを中心にパワーコーラスに関連したライブイベントやワークショップなどの企画やコーディネートに取り組んでいる。

もっと見る

soeよりご挨拶

パワーコーラスは、宗教や人種を超えて歌声を重ねることができる、いわば平和を象徴するような包容力にあふれた合唱コンセプトだと思っています。 ひとりでも多くの皆さんとこのコンセプトを共有できることをめざして、精一杯活動していきたいと思っています。 みなさんが心から共感するメッセージを歌声にのせて、パワーコーラスを思いっきり楽しみましょう。


「Power Chorus/パワーコーラス」

Power Chorus の商標について

賛同される方は、ご自由にお使いください。

現在、Power Chorus 及び パワーコーラス の商標権(教育、訓練、娯楽、スポーツ及び文化活動における)の扱いは当協会に委託されています。コンセプトに賛同する方が音楽ジャンルとしてこの言葉を使用していただく際に、ライセンス契約や何かしらの名目の支払いなどは一切必要ありません。この商標が登録されているのは利権のためではなく、将来この言葉が一般化してきた時に、理念や理解のない個人や法人に所有されることを避けるためです。

ロゴ

協会活動のロゴの原型は、フリーのデザイナー、小川ニック氏によるデザインです。Power に、命の象徴であるハートを抱く人をあしらい、Chorus に音符をあしらい、響き轟く音波を表す曲線を加えました。人が生き抜くために歌う、Power Chorus の原点を表しています。

ロゴ