Concept Talk_03

ゴスペルの語源は、god spel で、よく「神の言葉」と誤解している日本の解説が見られますが、より正確には「good news」です。この god は古いアングロサクソンの言葉で good の意味で、現在の英語のGod(神)と語源としては同じである、ということに過ぎません。

新約聖書の最初の4セクションが「Gospel」で、日本では「福音(書)」と訳し、大変美しい訳だと感じます。本当に語源が「神の言葉」なら、「神語」か何かと訳されていたでしょうし、聖書の中で福音書だけが神の言葉ということもありません。
福音書は、キリストの人生や講話についての情報を集めた「記事」です。「キリストの降誕といういいニュース」の意味で、2世紀にはGospelと呼ばれていたそうです。

アメリカ人などの耳には「〇〇ゴスペルサークル」という名前は「〇〇福音サークル」と響いていますので、その音楽活動がキリスト教活動でないという日本の状況の理解に混乱が生じます。

Power Chorus は、グローバル化が進む世界の中で、国際的な混乱を避けるための言葉です。